【無料】【1605】INPEX|累進配当を宣言・予想含め6期連続増配の資源国内最大手を15項目で簡易分析

INPEX(1605)を独自15項目で簡易分析 銘柄分析
【無料】【1605】INPEX|累進配当を宣言・予想含め6期連続増配の資源国内最大手を15項目で簡易分析

本記事は、よし@高配当株の無料note記事をブログ向けに掲載したものです。数値の基準日は2026/09/18です。予想値は記事作成当時のもので、最新の株価・業績予想を示すものではありません。

『1株当たり年間90円を起点とする累進配当を宣言・2026年12月期予想を含めて6期連続増配、豪州イクシスLNGは日本のLNG輸入量の約1割強を担う』の景気敏感・中型株を15項目で簡易分析。
主要指標の簡易分析結果を無料公開し、配当投資家が『購入検討に値する銘柄か?』を数値で確認できるレポートです。


作成日: 2026/09/18 / 無料版


⚠️ 免責事項
本記事は投資助言業ではなく、公開情報に基づく個人的な銘柄分析です。
特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資の最終判断は読者ご自身の責任で行ってください。


こんな悩みはありませんか?

  • INPEXは累進配当を宣言して予想を含め6期連続増配へ。でも資源株は油価しだいで業績が大きく振れる、本当に購入して大丈夫か自分では判断できない…

  • PERは8.92倍と一見割安に見えるけれど、いつ・いくらで購入を検討すればいいのか判断がつかない…

  • 2020年には赤字と減配も経験した会社。また油価が急落したら配当はどうなるのか心配で一歩を踏み出せない…

もしあなたがこのような悩みを抱えているなら、この記事はまさにあなたのために書きました。

実はこの銘柄、豪州イクシスLNGを柱とする原油・天然ガス開発の国内最大手で、2025年から「1株当たり年間90円を起点とする累進配当」(前期比で維持または増配)を宣言。1株当たり年間配当金は2020年12月期24円→2021年48円→2022年62円→2023年74円→2024年86円→2025年100円→2026年予想112円と増配が続き、2026年12月期予想を含めて6期連続増配となる見通しで、総還元性向50%以上を目指す方針を示しています。

こうした悩みに、独自の15項目チェックリストで正直に答えるのが本シリーズの特徴です。現在の株価水準が購入検討に値するかどうかを15項目で簡易検証します(具体的な購入検討基準は有料版で公開)。


この記事で分かること(無料版)

  • INPEXの企業としての強み・懸念

  • 独自15項目チェックリストの判定結果【簡易版】(⭕️❌️)

詳細の独自15項目チェックリストの判定結果、「企業の将来性」、「具体的にいくらで購入検討すべきか」の答えは有料版で公開しています。


なぜこの分析が信頼できるのか

世の中には「なんとなく良さそう」で銘柄を勧める記事があふれています。しかし本記事では、データに基づく15項目の評価基準で、銘柄分析を行っています。

  • データと再現可能な基準に基づく投資判断

  • 1銘柄あたり15項目・複合判定で網羅的に評価

  • 同業他社比較・過去10年トレンド・ライバル比較を含む多角的分析

  • NotebookLM で IR 資料 35件を AI 検証・原典裏付けを担保


基本情報

証券コード: 1605
企業名: INPEX株式会社
業種: 鉱業
市場: 東証プライム
銘柄特性: 景気敏感・中型株(TOPIX Mid400構成銘柄)
株価: 3,913円(2026/09/18時点)
配当利回り: 2.86%(2026/12期予想)
年間配当: 112円(2026/12期予想)
PER: 8.92倍(2026/09/18時点)
PBR: 0.89倍(2026/09/18時点・2026年6月末の1株当たり純資産 約4,390円で算出)
EPS: 438.82円(2026/12期予想)
ROE: 9.99%(2026/12期予想)
営業利益率: 61.99%(2026/12期予想)
自己資本比率: 61.4%(2025/12期実績)
BPS: 4,073.44円(2025/12期実績)
配当性向: 25.5%(2026/12期予想)
連続増配期間: 6期(予想含む)
連続非減配期間: 6期(2020年12月期の減配以降・予想含む)

⚠️ 株価・PER・PBR・配当利回りは2026/09/18時点の数値です。最新の値は証券会社のサイト等でご確認ください。


この銘柄の魅力(メリット)

まずはINPEXの「強み」から見ていきましょう。結論から言うと、年間90円を起点とする累進配当・総還元性向50%以上(2025年度実績55.4%)/日本のLNG輸入量の約1割強を担うイクシスLNG(オペレーターとして操業)/PER8.92倍・PBR0.89倍(2026年9月18日時点)の評価水準/「INPEX Vision 2035」とアバディLNGによる長期の成長戦略という4つの強みを併せ持つ、原油・天然ガス開発の国内最大手です。

原油・天然ガス開発(上流)会社とは?
ガソリンスタンドや石油精製ではなく、油田・ガス田の権益を持ち、地下から原油や天然ガスを掘り出して売るところまで(上流部門)を本業とする会社。売る製品の値段が油価・ガス価でほぼ決まるため、業績は自社の努力に加えて資源価格と為替に大きく左右されるのが最大の特徴。INPEXは2025年12月期の売上収益20,113億円のうち約74%を海外の石油・天然ガス事業(イクシス以外)が占め、イクシスLNGプロジェクト16.6%・国内事業9.6%が続く。製品別では原油が約76%・天然ガスが約22%。筆頭株主は経済産業大臣(持株比率23.74%)で、国のエネルギー安全保障を担う位置づけの会社でもある。

1. 累進配当宣言と総還元性向50%超の還元

1株当たり年間配当金は2020年12月期24円→2021年48円→2022年62円→2023年74円→2024年86円→2025年100円→2026年予想112円と、2026年12月期予想を含めて6期連続の増配となる見通しです。2025年2月公表の中期経営計画(2025-2027)では「1株当たり年間90円を起点とする累進配当」(前期比で維持または増配)と総還元性向50%以上を掲げました。

2025年度は配当100円に加えて1,000億円の自己株式取得を実施し、総還元性向は55.4%。2026年度も「総還元性向50%以上を堅持する」と説明しています。

2. 日本のLNG輸入の1割強を担うイクシス

豪州沖合のイクシスLNGプロジェクトは、INPEXがオペレーター(操業主体)を務める旗艦事業で、LNG年間930万トン・LPG年間約165万トン・コンデンセート日量約10万バレル(ピーク時)の生産能力を持ちます。生産されるLNGの約7割は日本の買主向けで、日本のLNG輸入量の約1割強に相当します。

会社はイクシスを「屋台骨を支えるプロジェクト」と位置づけ、2030年代前半の稼働を目指して第3トレイン(生産設備の増設)の検討を進めています。

LNG・LPG・コンデンセートとは?
いずれもイクシスLNGプロジェクトで生産・出荷している製品。LNG(液化天然ガス)は、天然ガスを冷やして液体にしたもの。専用の船で運び、発電や都市ガスの燃料に使われる。LPG(液化石油ガス)は、プロパンやブタンなどを液体にしたガスで、家庭用のプロパンガスなどに使われる。コンデンセートは、天然ガスと一緒に採れる軽い液体の油。イクシスでは陸上の液化プラントと沖合の生産施設の両方から出荷している。なお、INPEXは埋蔵量の開示で、コンデンセートとLPGを原油に含めて数えている。

3. PER8.92倍・PBR0.89倍の評価

2026年9月18日時点の株価3,913円は、PER8.92倍・PBR0.89倍。PERは私の基準(15倍未満)と過去10年平均(22.86倍)を大きく下回り、PBRも1倍を下回る水準です。

2026年12月期は8月に通期予想が上方修正され、当期利益予想5,100億円(前期比+29.5%)・予想EPS438.82円と、利益面では高い水準を見込む状況になっています。

4. アバディLNGで「二本足」を目指す長期戦略

2025年2月公表の長期戦略「INPEX Vision 2035」では、2035年にありたい姿として「事業規模を60%拡大(2024年比)・GHG排出原単位を60%削減(2019年比)」(60-60)を掲げています。

その中核が、インドネシアのアバディLNGプロジェクト(年間約950万トン・イクシスと同規模)です。2025年8月に基本設計へ移行し、2027年中の最終投資決定・2030年代初頭の生産開始を目指しています。会社は「イクシス一本足ではなく、アバディを加えて二本足にしていく」と説明しています。

累進配当とは?
「前の期の1株当たり配当金に対して、維持または増配のみを行う(減配しない)」ことを宣言する配当方針。INPEXは2025年2月公表の中期経営計画(2025-2027)で「1株当たり年間90円を起点とする累進配当」を導入した。それ以前の方針は「年間配当の下限30円」だったので、下限が実質的に3倍の水準へ引き上がった形になる。ただし累進配当は中期経営計画の期間(2027年12月期まで)に対する約束であり、油価が長期に低迷した場合に次の計画でも維持されるかは、その時点の経営判断による。


独自15項目チェックリストの判定結果【簡易版】

⚠️簡易版の判定は「単年度または直近2年」基準です。有料版では10年推移での詳細判定を行うため判定が変わる場合があります。

足切り
① 配当利回り(3.75%以上)❌️【2.86%】

→ では、いくらなら割高でないのか? 有料版では、業績・財務を含む15項目の解説とあわせて、その答えを示しています。

割安度
② PER(15倍未満)⭕️【8.92倍】
③ PBR(0.5〜1.5倍)⭕️【0.89倍】

業績
④ 売上高(増加傾向)❌️【2,011,351→1,973,000百万円】
⑤ EPS(増加傾向)⭕️【330.82→438.82円】
⑥ ROE(8%以上)⭕️【9.99%】
⑦ 営業利益率(10%以上)⭕️【61.99%】

財務
⑧ 自己資本比率(40%以上)⭕️【61.4%】
⑨ BPS(増加傾向)⭕️【4,026.22→4,073.44円】
⑩ 営業CF(黒字&増加傾向)⭕️【654,737→693,893百万円】
⑪ 現金等(増加傾向)❌️【241,675→168,407百万円】

株主還元
⑫ 1株あたり配当金(増加傾向)⭕️【100→112円】
⑬ 配当性向(30〜50%)❌️【25.5%】

将来性
⑭ 事業の将来性 ❓️(詳細は有料版)

検討基準
⑮ 検討基準配当利回り ❓️(詳細は有料版)

総合スコア: ⑭ 事業の将来性及び⑮検討基準利回りを除く13項目中9項目クリア(⑭⑮判定は有料版)

累進配当の宣言と総還元性向50%以上、営業利益率61.99%・自己資本比率61.4%という収益性と財務は高水準。一方で❌️となる ①配当利回り・④売上高・⑪現金等・⑬配当性向 は、これが「資源開発という事業構造と投資フェーズによる合理的な状態」なのか「見過ごせない問題点」なのか、詳細の検討が必要。
さらに、簡易分析は、分析期間が「単年度または直近2年」と短期すぎるため、長期間のデータによる分析が必要。

無料版インフォグラフィック
▲ 無料版インフォグラフィック
15項目分析レーダーチャート(13項目中9項目クリア)
▲ 15項目分析レーダーチャート(13項目中9項目クリア)

この銘柄の懸念点(デメリット)

ここまで読まれて『今すぐ買いたい』と思われた方もいるかもしれません。しかし——本当に懸念点はないのでしょうか?

配当株として長期保有するなら踏み込んで確認すべき論点があります:

  • 株価水準:累進配当で1株当たり配当金は増え続けているのに、配当利回りが足切り基準3.75%に届かない状態をどう読み解くか?

  • 収益構造:油価・ガス価・為替で売上と利益がほぼ決まる上流ビジネスの振れ幅をどう読み解くか?

  • 投資フェーズ:手元現金の減少を、大型開発投資と株主還元への配分とみるか、別の兆候とみるか?

  • 還元方針:配当性向が基準レンジを下回る一方で総還元性向50%以上を掲げる方針を、配当だけで見るか還元全体で見るか?

  • 分析期間:「単年度または直近2年」と短期すぎるため、判定の精度が低い。

これらが「合理的な状態」なのか「見過ごせない論点」なのか——切り分けを誤ると長期保有で判断を誤る可能性があります。

各論点の長期10年間推移を基にした本質分析・業態構造との照合・同業他社比較は、有料版で公開しています。

また、「何%の利回りで買えばいい?」の答えが見えない

「累進配当を宣言した優良企業 = 今すぐ購入の合図」なのか?

この問いに数値で答えるのが、独自指標⑮購入検討基準配当利回り。具体的な検討水準は、有料版で公開しています。


たった一つの判断ミスが、数十万円の差になる前に

3年後・5年後のあなた自身に問いかけてみてください。

「あの時、INPEXが PER 8.92倍・配当利回り 2.86% で見えていた局面で、本当に買うべきだったのか?それとも待つべきだったのか?」

たった一つの判断ミスが、100株なら数万円、長期保有なら配当を含めて数十万円の差になります。

その判断を「勘」や「割安に見えたから」で決めるか、過去10年の株価データから逆算した購入検討水準(⑮購入検討基準配当利回り)を含めた、割安度、業績、財務・キャッシュ、株主還元、将来性を網羅する15項目の徹底分析で決めるか。

大切なお金だからこそ、『勘』や『なんとなく』で買って後で後悔してほしくない。納得して、株を買ってほしい。そんなあなたのために、有料版では過去10年のデータと公式IR資料、AI 検証を駆使して徹底的に分析しています。

⑮購入検討基準配当利回りの具体的な水準を含めた15項目すべての判定結果と判定理由は、有料版で全公開します。

さらに、4枚の図解(評価まとめ・業績まとめ・財務・キャッシュまとめ・株主還元/将来性/購入検討基準まとめ)も全公開。文章を読む時間がなくても、図解を見るだけで分析の核心が一目で把握できる形式です。


🔒 有料版で公開している内容

この無料版では「15項目のうち13項目の簡易判定結果」までを公開しました。
しかし、高配当株投資家として本当に知りたい、10年間の分析をした『各基準の詳細分析結果』『具体的な購入検討水準』は有料版でのみ公開しています。

有料版では以下を数字で明らかにしています:

  • 検討基準利回りの具体値(統計的裏付けあり)

  • 購入検討株価の具体値(現在価格との乖離%)

高配当株投資家として「購入検討機会が来る銘柄かどうか」を数字で確認できるようになります。

さらに有料版では、各15項目の詳細解説、同業他社との詳細比較、購入シナリオ、IR資料の抜粋まで完全網羅。

👉 【1605】INPEX|予想含め6期連続増配・累進配当を宣言、いくらなら購入を検討してよいか独自15項目で検証(有料版)


まとめ

  • 年間90円を起点とする累進配当を宣言・2026年12月期予想を含め6期連続増配(2020年12月期の減配以降は6期連続非減配)、豪州イクシスLNGを柱とする原油・天然ガス開発の国内最大手

  • ⑭事業の将来性及び⑮検討基準利回りを除く13項目中9項目クリア(①配当利回り・④売上高・⑪現金等・⑬配当性向が簡易分析で❌️)

  • 足切り基準(3.75%)は未達(配当利回り2.86%)

  • 総合的な投資判断・検討基準利回りの具体値は有料版で公開


▼ この銘柄を見つけたスクリーニングシステム(おまけ)

私はこの銘柄を自作のスクリーニングシステムで発見しました。仕組みに興味のある方は👉 こちら(無料・全公開)。

具体的な「いくらで購入検討すべきか」は有料版で解説しています。


📚 本15項目分析の原点

本記事の15項目分析は、リベ大公式YouTubeで紹介されている「優良な高配当銘柄を見分ける8項目」をはじめとするリベ大の視点を引用し、私独自の視点を加えて全15項目に拡張したものです。
👉 私の高配当株投資の原点―『リベ大YouTube』から育てた高配当株15項目分析


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※本資料は公開情報に基づく個人的な銘柄分析であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
※投資にあたっては各種情報をご自身で確認のうえ、最終的な判断と責任は投資家ご自身にてお願いいたします。
※本資料は内容の正確性・完全性を保証するものではなく、誤りや不備があっても当方は一切の責任を負いかねます。

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